お金 2016.11.22

薬剤師が高年収を目標にした場合に、目指すべきキャリアステップとは?

薬剤師として日々忙しく働くなかで、「もっと収入をアップさせたい」「キャリアアップしたい」と考えている方もいると思います。
毎日の仕事に追われながらも「これが自分のキャリア形成に役立っているのだろうか」と不安を感じている方もいるかもしれません。
 
高収入を目標にキャリアアップする場合、いくつかの方法がありますが、そのなかでも有効なのが「資格を取得する」ということです。
薬剤師の資格にプラスアルファで取得することで、キャリアアップを実現することが可能になります。
 
そこで、高収入を目指したキャリアアップのために役立つ資格を紹介してみたいと思います。

専門薬剤師・認定薬剤師

特定の医療分野に特化した高度な知識・経験を持つ薬剤師を認定する制度が、認定薬剤師・専門薬剤師です。
認定薬剤師として認められたのち、次の段階として専門薬剤師の認定がありますが、その医療分野において確かな信頼を得ることができますので、薬剤師がキャリアアップするための資格としては代表格といえます。
 
【専門薬剤師】
日本病院薬剤師会が現在認定している専門薬剤師の資格は、以下の5つです。
 
精神科専門薬剤師
うつ病や統合失調症対策、薬物乱用の防止など、精神疾患に対する高度な知識・スキル、そして多くの臨床経験を持ち、適切な精神科薬物治療を行える能力を持っていることを認める資格です。
精神科医療にかかわる薬物治療の専門家として、国民の精神保健福祉を支援する役割を担っています。
 
がん専門薬剤師
がんの治療に関わるあらゆる薬に関する知識・技術を有していることを認める資格です。
がん治療を行うにあたり、その患者に適した抗がん剤の選択や、抗がん剤による副作用の影響を和らげるための対策、がんの治療薬の適切な管理など、常に最新の情報を収集しながら、がんの薬物治療の発展に貢献するのが、がん専門薬剤師です。
 
妊婦・授乳婦専門薬剤師
妊娠・授乳期における薬物療法の高度な技能と知識をもち、母子の健康と安全を守ることができる能力を認める資格です。
乳児等の、次の発育段階への有害作用に配慮した薬物療法などを担います。
 
感染制御専門薬剤師
感染制御に関する高度な知識と技術を持ち、患者に対し、安心・安全な感染症薬物治療を行うのが、感染制御専門薬剤師です。
 
HIV感染症専門薬剤師
HIV感染症専門薬剤師の資格は、HIV感染症治療における薬物療法にかかわる高度なスキルと倫理観を併せ持ち、患者に対して最も適切な治療を行うことに貢献することができることを認めるものです。
HIV感染症に対する薬物療法を、安全かつスムースに行うことを目的としています。
 
【認定薬剤師】
専門薬剤師とは異なり、認定薬剤師は種類が多く、認定団体も様々です。
ここでは、認定薬剤師の一般的な資格と言われている、日本薬剤師研修センターが認定している4つの資格を紹介します。
 
研修認定薬剤師
研修認定薬剤師制度とは、基礎薬学・医療薬学・薬事関連法規・制度などについて自己研鑚し、質の高い薬剤師業務を遂行できることを認める制度です。
研修認定薬剤師として認定されることにより、医療関係者や患者からの信頼が一段と高まり、最新の知識と技能によって、常に最善のケアを施せる薬剤師であることを示すことができます。
 
小児薬物療法認定薬剤師
小児薬物療法に関して、一定水準以上の知識と技能を持っていることを証明された薬剤師です。
小児科の医療チームの一員として、患児とその保護者に対して、医薬品に関する説明や指導、助言をする役割を担います。
 
漢方薬・生薬認定薬剤師
漢方薬・生薬の分野において高度な専門的知識を有し、能力と適性を備えていることを認める資格です。
漢方薬・生薬認定薬剤師として認定されると、患者はもちろんのこと、薬を処方する医師に対しても自信を持って漢方薬・生薬に関する情報を提供することができ、それにより信頼を勝ち得ることにも繋がります。
 
認定実務実習指導薬剤師
6年制の学部では、医療現場での実務実習が必修となっています。
それを受け入れる病院や薬局では、実習生に対して指導するための人員を置かなければいけませんが、その役割を担うのが認定実務実習指導薬剤師です。

まとめ

今回は、キャリアアップに役立つ薬剤師の資格を紹介しました。
薬剤師のキャリアプランは様々な選択肢が考えられますが、これから自分がどのような薬剤師になりたいのか、どのような働き方をしたいのかを真剣に考えた上で、キャリアアップのためにどの資格を取得するのかを考えるようにしてください。