業界ニュース 2017.07.25

サプリメントと薬の違いとは?

不足している栄養分を補うことを目的に、サプリメントを日常的に摂取している方も多いと思います。
今では各メーカーから多くの種類のサプリメントが販売されており、私たちの身近な存在となっているサプリメントですが、薬(医薬品)との違いについて理解している方はどれほどいるでしょうか。
 
体に良いというイメージがあるので、薬とサプリメントを混同している方もいるかもしれませんが、このふたつはまったく異なるものです。
今回は、薬とサプリメント、それぞれの性質や認定方法の違いについて説明してみたいと思います。

サプリメント(健康食品)とは

サプリメントは法的に明確な定義というものはなく、一般的には、毎日の食事だけでは不足しがちな栄養素を補うための健康補助食品のことをいいます。
 
あくまでも不足している栄養の補助を目的としている食品なので、病気の治療を目的に飲むのではなく、健康維持や病気を予防するために飲むものです。病気の原因に直接働きかけて症状を改善するといった効果はありません。

薬(医薬品)とは

一方、薬(医薬品)とは、病気の治療や予防を目的としたものをいいます。
 
医薬品は、「薬事法」によってその成分内容、効果効能や副作用、用法や用量などについて、安全性や有効性などの試験がしっかりと行われたうえで、厚生労働大臣の承認を受けたもののことを言います。
 
製造から流通、服用にいたるまでの過程において、厳しい管理基準が定められており、だからこそ、品質が良い薬を安心して服用することができるのです。
とはいえ、医薬品の服用には副作用を伴うこともありますので、医師の指示をしっかりと受けたうえで服用する必要があります。
 
サプリメントは効果が緩やかなため、一般的には長期間使用することが多いですが、医薬品は効き目が強く、短期間に限定して服用するケースが多いといえます。

効果効能の違い

サプリメントは薬ではなく「食品」の扱いとなるため、誰でも自由に飲むことができます。見た目が薬と似ていることが多いため、症状に効果があるのではないかと思って服用している方もいるかもしれませんが、サプリメントは効果・効能や副作用についてきちんとした試験が行われているわけではありません。
 
また、医薬品と相互作用があるものもあり、医薬品との併用には注意が必要です。
メーカーによっては、薬との飲み合わせを相談できる窓口を設けているところもありますので、不安な方は相談してみると良いでしょう。
 
効果・効能の表示についても、医薬品は効果や効能を表示して販売できますが、サプリメントの場合は効果・効能の表示はできません。また、「服用時期」や「服用量」などを具体的に表示することも認められていません。
 
 
このように、薬事法上の認定・規制を受ける医薬品と、普通の食品であるサプリメントは、似ているようで、その効果効能にははっきりと違いがあります。
健康にかかわることですので、それぞれの特徴や効果を十分に理解したうえで服用するようにしましょう。