業界ニュース 2017.11.19

衆議院選挙に薬剤師が3名当選!今後の薬剤師業界にどう影響するか?

10月22日に行われた第48回衆議院選挙で、薬剤師でもある3名が当選しました。薬剤師が政治家として活動するということは、薬剤師業界に何かしらの影響を及ぼすものなのでしょうか? 今回は、現役の薬剤師が当選したことによる、薬剤師業界への今後の影響について考えてみたいと思います。

薬剤師3名が当選

今回の衆議院選挙に薬剤師で立候補していたのは、松本純(自民党・神奈川1区)、渡嘉敷奈緒美(自民党・大阪7区)、逢坂誠二(無所属・北海道8区)の3氏で、いずれも小選挙区での当選を果たしました。
3氏はいずれも直接薬剤師業界のためになるようなことを公約に掲げていたわけではないので、現役の薬剤師が当選したからといって、具体的に何か薬剤師業界の利益になることをするということはないでしょう。ただ、法改正などにより、薬剤師業界に影響が及びそうな場合は積極的に動くという可能性はあるようです。

薬剤師の議員が必要なわけ

薬剤師の議員が必要とされる理由のひとつに、「国政に薬剤師の声を届ける」というのがあります。それは薬剤師が自分たちの利益を守るためであったり、適正な手数料・費用をもらうために必要なことだと言われています。そのことで批判されることもありますが、それが「医療に対して薬剤師が適正に関わる」ことに繋がり、ひいては医療をより良いものにするためのものなので、薬剤師議員は必要であると言われているのです。
 

薬剤師議員の働き

例えば最近では、一般医薬品のインターネット上での販売を解禁するための薬事法の改正について、日本薬剤師連盟(日本薬剤師会の政治団体)から政治献金を受けている自民党の議員連盟が反対しました。一般医薬品のネット販売が解禁されると、薬剤師の仕事が減ってしまうのではないかという危機感によるものと言われていますが、こうした薬剤師業界に影響の及びそうな改正案を阻止するために、日本薬剤師連盟は多額の献金をして議員をバックアップしているのです。
今回当選した自民党の松本純氏や渡嘉敷奈緒美氏も日本薬剤師連盟から政治献金を受けています。こうした薬剤師議員が、薬剤師の立場や働きやすさ、給与の問題など、薬剤師業界や医療現場のために奮闘するということは今後もあり得ることだといえるでしょう。